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司書教諭のおうち事情〜中1息子のリアルな本棚〜

おばんです。
学校図書館の先生、かかちです。

みなさんのお子さんの年齢はおいくつでしょう?
さらに聞くと、どんな本を読んでいるでしょうか?

我が家には、思春期真っ只中の中学1年男子が生息しております。ま〜勉強せんね。
ちょっと愚痴を書かせてください。

先日、学力テストがあったわけですよ。
で、夜中まで部屋の明かりが点いているから、「頑張っているんかな〜」と思って覗いたら…

これですよ。いや、ふっつ〜に本読んどっしょ!しかもそのまま寝落ちテル。
見なきゃよかった。リアル鶴の恩返しだわ。
普段の可愛い可愛いキミの真の姿を見ちゃったわ。
次の期末テストが楽しみだねぇ!!

そこで、今回は、勉強より読書⭐️(漫画含む)という中1の本棚のリアルをご紹介。
学校司書のかかち的ワンポイント説明も付いてるYO!(息子の姿を見てヤケクソ気味)

こっそり撮ったら暗いのなんの(笑)
目次

①角川つばさ文庫

初めての小説はルビつきの「角川つばさ文庫」が良き!

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我が子がいわゆる「小説」に初めて挑戦したのが、こちら「角川つばさ文庫」。

この文庫シリーズの最大の推しポイントは「ルビつき」であること🎵

我が子が小説に挑戦したのは小学校3年生でした。この頃に文庫本に挑戦すると、「この漢字なんて読むのかな〜?」なんて思いつつニュアンスで読み、数年後正しい読み方を知って物語の意味を正しく理解する…なんてことが(笑)何を隠そう、かかちがそのタイプでした。

だから、ルビつきは本当にありがたい!

ちなみに、息子は小学校3年生のときに『星のカービィ』シリーズにハマり、しばらく読んでいました^^
今はもうほとんど読んでいないとのことですが、思い入れがあってまだ本棚に並べているそうな。

小学3男子がハマったラインナップ

②ライトノベル

マンガと小説の中間!読書意欲加速をねらえ


つばさ文庫のあれこれをしばらく読んでいた息子ですが、小学校5〜6年生になるとライトノベルにハマり始めました。
きっかけはアニメ。
我が家は割とアニメ好き。そのアニメに原作があることを知って興味をもった模様。

ライトノベルの良さは、ページ数が多い割に改行やセリフのおかげで、さらっと読めてしまうところ。
息子はこの辺りを読めたことで
「俺、読書が好きだZE
みたいなドヤ感を出してくるようになりましたね。本が分厚いということも自信を与えてくれるのでしょう(笑)

ただ、ライトノベルはなかなかに刺激が強いものがあるのも事実。(もともと児童書ではないので当然😅)ここら辺は、購入前にちょっと大人が確認してあげると良きですね。表紙が可愛らしくても、結構「わ〜ぉ❤️」な描写があったりして、大人もちょっと面くらうかもしれません(笑)

小学校5年生男子がハマったライトノベルラインナップ

③エッセイ漫画

新たな出会い!エッセイ漫画で現実世界と自分を繋げる


ノンフィクション図書を好まない傾向にあった息子。
しかし、エッセイ漫画という分野に触れることで、今まで空想の世界を楽しんでいたところから一転。今まで知らなかった現実世界の出来事と自分をつなげて考えることができるようになりました。

きっかけは、上で紹介している私が読んでいたダイエットエッセイ漫画。

ここに至るまで、雑食読書男子となっていたために、机にぽんと置いてあった母の本を手に取ったのでしょう。
よくこのタイトルで読もうと思ったなぁと、今でも不思議ですが。(彼は痩せ型男子!)

エッセイ漫画ってすごくって!
今までの興味のなかったことでも、読みやすくてするする入ってくるし。
でも、現実を描いているから、世界の見え方がかわったりするんですよね。
息子は今度も強い意志をもってノンフィクションを読まないとのことなので、いっそエッセイ漫画で色々吸収したらいいと割り切っています(笑)

小学校6年生男子がハマったエッセイ漫画(うそじゃないかってラインナップ)

④漫画 ※別の保存ケースを用意

やっぱり読書好きな子は漫画は読まないのかしら?と思った方。
め〜〜っちゃ読みます。
むしろ、読んだ冊数で言うなら断然漫画が多いことでしょう。

ただ、引越し族の我が家は大量の漫画を購入することは不可能!
ということで、漫画が約30冊入る漫画ケースを3つ用意。ここに入る分だけ持って良いことになっています。
だから、そのときどきの息子的精鋭漫画たちが我が家に置いてあるわけです。

それ以外はレンタルコミックを活用。
1ヶ月に1度程度、20冊前後の漫画を借りては読んでいます(笑)
ありがたい!!

☆我が子の特徴を反映した一冊

親が知らないジャンルの本を持ってきたら一人前(独断!!)

そんなこんなで、漫画ときどき小説くらいの生活をしていた息子。
彼が、不意に手に取ったエッセイ小説がありました。

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なんだか、これを見た時に「あぁ、彼は読み聞かせをされていた子どもではなくなったなぁ」としみじみしたのです。

親の手を離れて、自分の興味がある本を手に取れるようになったら、一人前ですよね。
このときの感動は忘れないし、この一冊に感謝しています。

おわりに

勉強しない!言うこと聞かない!なんか…でかい!
中学生男子を育てている保護者の皆様におかれましては、色々と思うこともあるかと思います。

司書教諭をしているというと、

「知的なお仕事ですね。」
「お子さんも、本が好きなんでしょうね。」

と言っていただけることがあります。まぁ、残念ながら私自身は全く知的ではないですが、子どもが本好きではあるかもしれません。

そして、なんか腹立つことばっかりしている息子も、本を読んでわくわくしている様は、小さかったあの頃とおんなじなんですよね。本を読んでニヤついていたり、真剣な表情をしていたり…可愛い。
本がタイムマシーンになって、小さかった息子を連れてきてくれるようです。
現場からは以上です。

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