学校といえば、ざわざわとにぎやか!
それが楽しいというお子さんもいれば、中には正直しんどいと感じるお子さんも…。
何を隠そう、私も学校という空間が苦手な人種でした。
とにかく、学校の中の静かな場所を求めて彷徨っていた小中学校時代。
たどり着いたのは…そう、図書室。
今回は、学校がちょっと息苦しいと感じていたり、一人になりたいな、と感じていたりするお子さんの居場所となる図書室づくりのアイディアを共有できたらと思います。
本に囲まれた安全な死角をつくろう
子どもが落ち着くためには、物理的に一人になれる場所であることは意外と重要です。
私の子ども時代を思い返してみると、学校が息苦しく感じるようになると、とにかく人気がない場所を探していました。
人の視線や話し声に疲れてしまうのです…。
なので、「図書室には絶対に死角をつくってあげよう」と考えていました。
本で囲むことで防音効果も生まれて、落ち着く効果倍増(笑)

でも、死角を作ってしまうと、そこで問題が起こったりしない?
確かに、この匙加減が難しいですよね。
ポイントは…
▶︎明るくて安全な場所であること
▶︎人の気配があること
▶︎安心感を感じるアイテムを活用すること
この3つの条件を考えて作った安心スペースはコチラ
自然光が入る場所を選んで


図書室前の廊下を活用して安心スペースを確保!
本棚を敢えて通路を塞ぐように配置。そのうしろには廃校からもらってきたソファ。
暗い場所は子どもたちには楽しいと思いますが、死角になっていて暗いと安全面では不安💦
場所選びで意識したのは、自然光と風が入る場所であることでした。
死角だけど人の気配がある


廊下に安心スペースを作ったので、死角だけど人の気配は◯!
ソファに座って身を乗り出すと、図書室の後部ドアも見えます。(後部ドアはほとんど使用されませんが、ドアを開けると図書委員や職員がいます)
困ったときにはすぐに助けを求められるというのが大切ですよね♪
風にゆれるものとふわふわアイテム!


せっかくの安心スペースなので、より効果的にしましょう!
そこで登場するのが「ふわふわ」な手触りと「ゆらゆら」ゆれるもの。
どちらも、リラックス効果が期待できるので、ぜひ活用したい♪
我が校では「ふわふわなぬいぐるみ」と「ゆらゆらモビール」が子どもたちを待っています。
おわりに
子ども時代の自分は、図書室に支えてもらっていました。
そのときの記憶は、今でも残っています。
だからこそ、そのときの恩返しをしたい。
今の子どもたちに、私が感じていた安心感を図書室に感じてほしい。
そんな理想に向けて、今日も図書室改造を続けています^^
コメント