【子育て豆知識】「賢い子」が育つメカニズムを脳医学の観点から解説!


今回の参考文献はこちら↑
『「賢い子」に育てる究極のコツ』です。表紙からして、なんというかパワーがありますよね(笑)

子育てに関する著書って、とにかく多い!
「子育て理念、How to、豆知識…系統もさまざまでどれを読めばいいかわからない。」
となりませんか?
私は普段子どもと触れ合う職業ですし、実際に二児の母なわけで、育児に関する本は割と定期的に読んでいます。
が、正直さら〜っと流し読みするものもあります🤣
でも、本書はかなり面白かった!一気に読んでしまいました。

こちらの本が面白いなぁと感じたポイントは以下の3点

「脳の発達」という観点から、賢く育てることの本質を説明!
本、とりわけ’図鑑’にフォーカスしている📕
お金と時間をかけず、効率的に才能を伸ばすコツがある?!

図書室の先生兼母という視点で、本書について語っていこうと思います。
では、どうぞ!!

目次

賢い子の定義とその理由を解説

この本を語るときに絶対に外せないのが「賢い子」の定義

本書では「賢い子」=「好奇心がある子」と言い換えられています。
「試験でいい点数をとれる子」を指しているわけではないのであしからず!

では、どうして「好奇心がある」と「賢く」なれちゃうのか?

ここで、早速’脳医学’の出番😀

ズバリ!脳には’汎化’という特性があるから

何かひとつの能力が伸びると、それに直接関係ない分野の能力も伸びる
              
得意なことがあるだけで、脳全体の機能がアップする
              
より高度なことに取り組める(賢くなる!)

わたし自身が悩んでいた部分がずいぶんスッキリしました。
苦手の克服よりも、得意を伸ばす方が、サポートしている側のメンタルも保てそうですようね(笑)

ずばり!最初に読むなら「図鑑」「絵本」

本著では、読書、とりわけ’図鑑’を激推ししておりまして。
これは、私も完全に同意です。
幅広く、さまざまな知識を得られる、というメリットに加え

現実(リアル)と本(バーチャル)と繋げやすい!

著者はこれを強く推しています。
なぜ、本に書かれていることと現実を繋げることが大切なのか?

それは、この結びつきにより記憶が強化されていくから、だそうです。

虫の図鑑で’カブトムシ’という名前や見た目を知る
          
実際のカブトムシを見たり触ったりする
          
カブトムシが強く脳にインプットされる
          
その分野により関心が高まる

小学校で多くの子どもたちを見ていると、低学年の子どもが、自然と吸い寄せられる本が2種類あります。

それが絵本と図鑑。
本能的に、自分達に必要な情報を求めているのかな、と思うと面白いですよね。

お金と時間をかけずに 才能を伸ばすには!

さて、さきほど図鑑を子どもに与えると物事に対する関心が高まる、と紹介しました。
じゃあ具体的に何歳からが適切なのでしょう?

実は、脳は後ろから前に向かって成長していくという特性があるそう。
ちなみに脳の後ろは生きることに直結した本能的な部分。
前に向かって、思考判断を司る知的な部分となります。

これに照らし合わせていくと、才能が伸ばしやすい時期がわかります。

0歳〜   目と耳から磨かれる「感覚」「感性」成長期

3〜5歳  指先・身体面の刺激で身に付く「音楽」「スポーツ」の才能

8〜10歳 早ければ早いほど…じゃない?!言語発達のピークはここ

10歳〜  誰と出会い・どう過ごしたか、が重要な思春期

これは偶然なのですが、我が子もちょうどこれに合わせて習い事を始めていました!

 0歳   週2で図書館通い(赤ちゃんイベントなど!)
 4歳   空手スタート
 8歳   英語教室チャレンジ
10歳   さまざまなイベントに参加(職場体験・市の行事・ボランティアなどなど)

本人が興味をもっているなぁと思ったら始めていたので、脳の成長が追いつくと自然に興味が出てくるのかも?

親としてできること・すべきこと

好奇心をもたせるために、いろいろな体験をさせなきゃ
図鑑や絵本を与えなきゃ
適切な時期に親が習い事をさせなきゃ

どうしても、こう考える保護派の方はとても多いと思います。
でも、気にしすぎる必要なんてないなぁ…というのが、教育現場で子どもたちと接していて思うこと。

だって、成長の時期なんて子どもによって違うから!!
脳の成長マップも、あくまでも目安。
それに、時期を逃したからといって才能が伸びない、なんてことはありません。

まずは大人が楽しいことを見つけて、それを伝える!
これを意識できていたら、それはもう素晴らしい子育てだと思う次第です😆

おまけ:図鑑選びに迷ったら?かかちが選んだトリッキー図鑑

本書を読んで、改めて「図鑑は偉大!」と思ったわけです。
とはいえ、どんな図鑑がよいのか、親としては悩みますよね。

子どもによってヒットする図鑑は本当に千差万別なので、
浴びるように色々見るのがオススメとのこと(笑)

でも、購入していたらすごい金額になるし、図鑑は重いから図書館から借りるのも意外と面倒
そんな図鑑迷子の私に救いの一言が書いてありました

家族みんなで図鑑を楽しめたら理想的
そのために、大人が好きなテーマで図鑑が選ぶのもアリ!

というわけで、早速私は「幻獣の飼い方図鑑」なるものを借りてきました❤️

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

「もしも?」の図鑑 幻獣の飼い方 [ 健部 伸明 ]
価格:1,320円(税込、送料無料) (2025/3/11時点)


だって、昔からユニコーンとかドラゴンとか大好きなんですよ。
ファンタジーの生き物を飼うならというテーマにキュンときます。

現実と本とのリンクとは…。(幻想と本とのリンクになってるがな)

まぁ…これを機に四神とか北欧神話の話でもしようかと思います😂
では、みなさんも素敵な図鑑ライフを!(笑)

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この記事を書いた人

図書室の先生になって5年生
親になって13年生
「日常に本をちょい足し」を心情に、日々読書の良さを推し活中

▶︎図書室の先生の仕事ってどんなことすれば?!
▶︎もっと子どもの本を読んでほしい!
▶︎おすすめの本や読書の情報を知りたい!

そんなお悩みに対して、図書室先生として少しでもお役に立てたらとブログをはじめたデジタル音痴のアラフォーです。
ストレス発散は野菜のみじん切り。

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